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シロガネ山のふもと

感想・ポケモンブログ

野口 敏「マンガでわかる!誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方」感想

野口 敏さんの著書「誰とでも 15分以上 会話が途切れい! 話し方66のルール」からエピソードを厳選し、新たに酒井だんごむしさん(シナリオ)、makiさん(作画)によるマンガを交えて解説、という本になっています。

僕はその本を存じ上げなかったのですが、再編集されるというだけあって実用性があり、人気も窺える本でした。

 

会話好きなカフェ店長の野田ヒトミさんが、

逆に会話に自信のない新人サラリーマン、竹本サトシ君、

企画リーダー職に就いたばかりで戸惑いの多い日比谷ルミさんをお客さんに、会話のレッスンをしていく、という一貫したストーリーになります。

 

設定だけ見るとビジネスライクな香りがしてしまいますが、日常的な会話にもそのまま使える内容です。

しっかりしたコミュニケーションを意識するのって、会う人会う人が大切になってくる社会人以降の方が多いのではないかなと感じますし、増してプライベートでの新たな出会いも減ってきますから、この設定はマッチしていると思います。

 

基本的にはマンガ内でレッスン→文章で補足といった流れになります。

まずマンガの登場人物が会話に悩んでるのを見て、自分のエピソードが思い起こされるわけですね。例えば、頑張って話掛けても会話が続かない、相手の反応が薄い、なんていうのは、誰にでも経験があることだと思います。

そしてヒトミさんのレッスンをサトシ君、ルミさんと一緒に受けることで、なるほどあの時そうすることで、また会話が広がっていたかも、距離が近づいていたかも、と思えるわけです。

更に文章パートを読み、じゃあ次からは相手の一面を見て質問を投げかけてみようか、相手の方が話出せる状況を作ってみようかとなるわけです。

 

これを全て文章で表現しようとすると、例えば~とか、筆者のエピソードがずらずらと並べられることになるでしょう(オリジナルを読んでいないのでやや恐縮な推測ですが)。

文字だけだと、どうしても具体例もちゃんと覚えなきゃとなってしまうので、パッと頭の片隅に置いておけるマンガ形式は嬉しいものです。

 

文章も簡潔ではっきり明快としており、文章パート内にもイラストが差してあるので、マンガを見た後からあまり脳の切り替えが必要ないと感じました。

 

本全体を見るとマンガ、イラストの方が多くページを占めています。

総じて、繰り返し読み取りやすい作りになっていると言えるでしょう。

やはり会話というのは、計算ずくでどうなるものでは ありませんからね。細かいニュアンスは、自分で経験しながら学んでいくことになるでしょう。

 

 

ここからは僕のスタンスの話になります。

僕は、会話が好きな方です。特に、人の話を聞くのが好きなのです。それは、どこどこに旅行に行った、仕事のグチといったような普段の会話から、芸人のトーク、小説家や脚本家の方の講演会といったようなものまでジャンルを絞りません。

その人の一面を知れたのが楽しいんですね。エピソードだったり、ちょっとした冗談でも、一つ一つの反応がその人を語っているというか。

これは本にも、歌詞なんかにも同じ楽しさがあると思っています。

同じく人となりが出てくるものですから。

そういった中で、この人を知りたいと思えるような出会いがあっても、よく話してくれる人、余り話したくない人様々です。

勿論、無理に話させるわけではありませんが、よりその人を引き出せたら、そんなに嬉しいことはないでしょう。

 

また、逆に自分の話をするのは少し苦手です。他の人と違ったことをしているわけではないのですが、何故か自分の話なんかしても興味ないだろう、つまらないだろうと思えてきてしまうのです。自分に自信がないのでしょうか、意思表示が下手なのです。

そんな中でこの本に、「自分の気持を少しプラスして発言してみる」という項があります。

例えばカフェや美容院ってどことなく緊張してしまうとか、自分の気持ちをさらけ出してしまうということです。

そうすることで、相手も気持ちをオープンにしてくれやすくなるそうです。

言われてみれば、なるほど相手の気持ちを引き出したいというのに、こちらの気持ちは鍵を掛けたままというのであれば、不公平だし距離もできてしまうというもの。

上記のカフェに緊張してしまうというのも、自分から言うのは少し恥ずかしいような気もしますが、相手から同じようなことを言われたときを想像すると、引くどころか心から「わかるわかる!」となってしまう気がします。

 

この項を読んでから、自分の気持ちをちょっと言うのに抵抗あること(恥ずかしいこと、愚痴など)でも、素直な気持ちでもさらけ出してみるようにしました。

自分の気持ちを受け入れてくれることで、相手との距離感が縮まって、リラックスした状態というか、凄くナチュラルな気持ちで会話できるようになった気がします。

自分に対する自信すら付いた気がしています。

 

このように、この本を取る方であれば、パラパラ読める作りであっても、どこかに深く引っかかる状況、エピソードがあるのではないかと思います。

そして学びながら会話が楽しくなっていくと思います。

 

会話のノウハウ本を買うのは初めてでしたが、これからも何度か読み返されては僕の力になってくれることと思います。

 

以上、野口 敏「マンガでわかる!誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方」感想でした。